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江別市で2025年に行われた「下水道管路の全国特別重点調査」の結果が発表。深刻な異常の管路は見つからず

北海道の江別市で、2025年6月から12月にかけて「下水道管路の全国特別重点調査」が行われました。

下水道管路とは、汚水や雨水を処理場へ運ぶ地下の管渠の総称で、道路の下などに普段は見えないかたちで、水が流れる大きなパイプが存在します。

今回の特別重点調査は2025年1月28日に埼玉県八潮市で発生した下水道管の破損に起因すると考えられる大規模な道路陥没事故がきっかけでした。この事故では、交差点の道路上に空いた直径5mほどの陥没穴にトラックが落下。運転手の救助は極めて難航し、約3か月後、亡くなった状態の運転手が発見されるに至りました。また、陥没の復旧にも甚大な労力が発生し、未曽有の災害となってしまいました。

この事故を踏まえ、同年3月18日に全国の自治体に対して国から「下水道管路の全国特別重点調査」の実施要請があり、江別市もこれに基づいて、市内の下水道管路の調査を行いました。

調査対象は、内径2.0m以上かつ1994年以前に設置・改築された管路であり、江別市では約13kmが対象となったとのことです。調査は、管路の中に作業員が実際に入って、目視により管の腐食や破損を調査し、緊急度の判定を行いました。

調査結果は、とくに深刻な問題は見つからなかったとのことです。軽微な腐食や破損が確認された管路もあったそうですが、道路陥没につながるような異常はなかったとのこと。とくに国が示す速やかな対策や改築を必要とする緊急度「1」「2」の判定となる管路はないと報告されています。

緊急度「1」は、原則1年以内の速やかな対策が必要で、緊急度「2」は応急措置を実施した上で5年以内の対策が必要とのことです。

江別市に暮らす人はひと安心の結果でしたが、全国では深刻な下水道管路が見つかっています。国土交通省によれば、下水道管路の全国特別重点調査(対象5332km)において、2026年2月末時点で、対策が必要な延長は748km、地盤中の空洞は96箇所が確認されたとのこと。緊急度「1」も201kmも報告されています。

江別市の今回の調査では調べられていない下水道管路もありますが、どんな下水道管路であっても、いずれは老朽化し、問題が生じやすくなります。今回は大丈夫でも、今後数十年でどうなっていくかわかりません。

もし江別市内にて何か道路などに異常を見つけた場合は、速やかに報告しましょう。

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Q江別市内で道路の異常(穴・陥没・崩壊など)を見つけたときは、どうすればいいですか?A道路緊急ダイヤルを利用すると便利です。江別市内には大小さまざまな道路があり、どれも生活に密着しています。その道路に異常を見つけたとき、一般市民はどうすれば…

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